放置しないで!肩こりが引き起こす体のトラブルとは
肩こりは、「ただの筋肉疲れ」だと思っていませんか?
実は、慢性的な肩こりを放置することで、身体や心にさまざまな二次的な不調を引き起こすリスクがあります。
ここでは、肩こりが引き金となって起こる主な体のトラブルを3つに分けてご紹介します。
肩こりによる頭痛・吐き気・集中力の低下
肩や首の筋肉が緊張して硬くなると、その周囲にある血管や神経を圧迫してしまいます。
その結果、脳への血流が悪化し、酸素や栄養が十分に届かなくなることで「緊張型頭痛」や「吐き気」を伴う症状が出やすくなります。
特に以下のような症状がある方は要注意です
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後頭部が重い・ズキズキする
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目の奥が痛む
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吐き気があるが、胃には異常がない
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頭がモヤモヤして集中できない
これらは肩こりからくる血流の停滞や神経の圧迫が原因で起こることが多く、放置しておくと仕事や日常生活のパフォーマンスが大きく低下してしまうのです。
肩の可動域制限や腕のしびれ・力の入りにくさ
肩こりの状態が長期間続くと、首や肩の筋肉が常に緊張した状態となり、柔軟性が失われます。これにより、肩の可動域が狭くなり、
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腕を上げにくい
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髪を結べない
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背中に手が回らない
といった生活動作の制限が出てくることがあります。
また、緊張した筋肉が神経を圧迫することで「腕のしびれ」や「力が入りにくい」といった末梢神経障害に近い症状を引き起こすことも。
進行すると「頚肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)」や「頚椎ヘルニア」などの疾患に発展する可能性もあるため、早めの対応が大切です。
自律神経の乱れとメンタル不調への影響
肩こりと深く関わるもうひとつの問題が、「自律神経の乱れ」です。
筋肉の過緊張は常に交感神経を刺激し続けるため、身体が「緊張モード」から抜け出せず、以下のようなメンタル・内科的な症状が起こる可能性があります
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夜眠れない、眠りが浅い(不眠)
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常に疲れている(慢性疲労)
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不安感やイライラが収まらない
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胃腸の調子が悪くなる(自律神経性胃腸障害)
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生理不順や更年期症状の悪化
これらの不調が積み重なることで、「身体がだるい」「何もしたくない」と感じるようになり、肩こりがきっかけでメンタルバランスまで崩してしまう人も少なくありません。
◆ 肩こりは“全身のSOSサイン”です
このように、肩こりを放置すると単なる筋肉のこりにとどまらず、神経・血流・内臓機能・メンタル面にまで影響を及ぼす可能性があるということをぜひ覚えておいてください。
「最近、肩こりだけじゃなく、頭痛や眠れなさも気になる…」という方は、それらの症状がすべてつながっている可能性もあります。
症状が軽いうちに、そして悪化する前に、体の状態を見直して根本からケアすることが大切です。
当院で行う「肩こりの原因を見極めた施術」について
肩こりは、一人ひとり異なる原因から発生します。
「筋肉が張っているから揉む」だけでは、本当の改善にはつながりません。当院では、肩こりの根本原因を明確にしたうえで、その人に合った施術を行うことを大切にしています。
問診・検査で原因を特定するステップ
施術の第一歩は、丁寧なヒアリングと全身チェックです。
あなたの肩こりが「どこから来ているのか?」を正しく見極めるために、次のような流れで原因を探ります。
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いつから肩こりが出ているか
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どのタイミングや動作でつらさを感じるか
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普段の姿勢や生活スタイルのチェック(デスクワークの多さ・スマホ使用時間など)
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姿勢・筋肉・関節・動作のバランス確認
これにより、「筋肉の緊張型」なのか「姿勢由来」なのか、「ストレスや自律神経の影響」なのかなど、原因に合わせた最適なアプローチを設計します。
筋肉・骨格・神経の3方向からの施術
当院の肩こり施術は、筋肉・骨格・神経の3つに総合的にアプローチするオーダーメイド式です。
▶ 筋肉へのアプローチ(手技療法)
凝り固まった肩・首まわりの筋肉を、表層だけでなくインナーマッスル(深層筋)までじっくりほぐします。手技によるアプローチで血行を改善し、筋肉に酸素と栄養を届け、こりの解消へ導きます。
▶ 骨格へのアプローチ(姿勢・歪み調整)
肩こりの多くは、猫背やストレートネック、骨盤の歪みと密接に関係しています。
当院では、骨盤・背骨・肩甲骨などを無理なく調整し、正しい姿勢を保ちやすい体づくりを行います。
▶ 神経へのアプローチ(自律神経調整)
慢性的な肩こりやストレスが強い方には、自律神経のバランスにも着目します。
呼吸や循環を整える施術で、リラックス状態を作り、交感神経の緊張をゆるめることで、心身の緊張を根本から改善していきます。
▶ 施術の詳細はこちらのページをご覧ください。
再発予防のためのセルフケアと生活アドバイス
肩こりを本当の意味で「解消」するには、施術だけでなく、日常生活の見直しが不可欠です。
当院では、施術後に次のような個別アドバイスも行っています。
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肩こりになりにくい座り方・立ち方
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デスクワーク中におすすめの簡単ストレッチ
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枕や椅子など、環境の選び方
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深い呼吸とリラックスを促すセルフケア方法
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食事・睡眠・運動など、体質改善のアドバイス
「治す」だけでなく「戻らない体」をつくるために、ご自身でできることまでサポートするのが当院のこだわりです。
肩こりの原因に関するよくある質問
なぜ肩こりはデスクワークで悪化するの?
デスクワークでは、長時間同じ姿勢を維持し続けることが多く、肩や首まわりの筋肉に常に緊張がかかっています。
特に、モニターをのぞき込むような前傾姿勢や、肘を支えずにキーボードを打つ姿勢は、僧帽筋や肩甲挙筋などの筋肉が疲労しやすく、血流も悪くなります。
さらに、目の使い過ぎによる眼精疲労が加わることで、肩〜首の緊張がさらに高まり、肩こりを悪化させる要因となります。
1時間に1回の小休憩とストレッチが予防に効果的です。
肩こりとストレスは関係ある?
はい、大いにあります。ストレスを感じると、交感神経が優位になり、筋肉が無意識に緊張しやすくなります。
その結果、血管が収縮し血流が悪化。疲労物質が筋肉にたまりやすくなり、肩こりが慢性化しやすくなります。
また、精神的なストレスが続くと、呼吸が浅くなり、姿勢が前かがみになりやすいため、これも肩こりの大きな要因に。
ストレス性の肩こりには、リラックスを促す施術+自律神経ケアがとても有効です。
冷えや天気も肩こりに影響するって本当?
本当です。気温が下がると、筋肉や血管が収縮し、血流が悪化して肩こりが強く感じられることがあります。
また、低気圧による気圧変動は、自律神経に影響を与え、筋肉の緊張を高めることが知られています。
「雨の日になると肩が重い」「寒い日は首が固まる」などの症状がある方は、天候や冷えも肩こりの一因といえるでしょう。
温めるケア(お風呂・温熱シート)や、気圧に左右されにくい体づくりが大切です。
肩こりが片側だけに出るのはなぜ?
片側だけに肩こりを感じる場合、身体の使い方のクセや、骨盤・背骨のゆがみが原因となっているケースが多いです。
たとえば
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マウスを右手でばかり使う
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鞄をいつも同じ肩で持つ
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足を組むクセがある
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仕事中、体重が左右どちらかにかかっている
こうした習慣により、一方の肩にだけ負担がかかり、こりやすくなるのです。
当院では体の左右バランスもチェックし、片側に偏った肩こりにも対応する施術を行っています。
マッサージだけでは肩こりは治らないの?
一時的な疲れや軽い肩こりには、マッサージでの血行促進やリラクゼーション効果が期待できます。
しかし、筋肉の奥深くにある原因や、姿勢の歪み・骨格バランスの乱れには、マッサージだけでは対応しきれません。
さらに、強く押しすぎると筋繊維を傷つけ、逆に筋肉が硬直するリスクもあるため要注意です。
肩こりを本気で改善したいなら、原因を見極めたうえで、施術+セルフケアを組み合わせることが重要です。
肩こりの原因を知って、根本改善を目指しましょう
肩こりは、単なる筋肉の疲れだけではなく、姿勢の崩れ、生活習慣、ストレス、自律神経の乱れなど、さまざまな原因が複雑に絡み合って生じる不調です。
だからこそ、「原因を知る」ことが、改善への第一歩となります。
当院では、あなたの肩こりの背景をしっかりと見極め、
✅ 筋肉・骨格・神経の3方向からのオーダーメイド施術
✅ 日常生活でのクセや姿勢のチェック
✅ 自宅でもできるセルフケアの提案
など、短期的な緩和だけでなく、長期的な再発予防までサポートしています。
「マッサージに通ってもすぐ戻る」
「片側だけがいつも重たい」
「最近、頭痛やしびれまで出てきた…」
そんなお悩みをお持ちの方こそ、原因から改善するための本格的なケアが必要です。
肩こりは「治らない不調」ではありません。
あなたに合った正しい施術と生活習慣の見直しで、日々のつらさからきっと解放されます。
ぜひ一度、当院にご相談ください。
肩こりのない快適な毎日を、一緒に取り戻していきましょう!